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最近、格付け大手のフィッチ・レーティングスが米国債の格下げを断行したことを受けて「ソブリンリスク」という言葉をよく耳にするようになりました。しかし、なかなかその意味を正確に言える人は少ないようです。まずソブリンとは何でしょう？

英語のソブリン（sovereign)には、「最高の」とか「主権を持った」とか「独立国家の」といった意味があり、ソブリンリスクとは国家に対する信用上の危険性（risk）といった意味になります。

具体的には、国債などの格下げや債務不履行（デフォルト）に関わるリスクのことを指しています。ついでに言うと、国債などの中央政府レベルの組織が発行する債券や世界銀行などの国際機関が発行する債券などは「ソブリン債券」と呼ばれています。