トレサポ:注文連携サービスを使用時に、配信と証券口座の結果が異なる要因について解説
2023/03/28
シグナルdeオーダーforトレサポ(注文連携サービス)を利用しているが、 トレサポの配信成績と自分の証券口座の結果が異なる。 というお問い合わせをいただきます。 当記事は、いくつかの原因と、「指し負け」のケースをピックアップして解説します。
差異が発生する要因
配信成績と注文連携サービス利用時の証券口座との差異は、
証券会社の手数料を除いて、主に以下の事由が考えられます。
1.指値注文の新規シグナルが、ご自身の証券口座では約定しなかった(指し負け)した場合
2.証券会社側で新規、決済注文がエラーとなった場合(証拠金不足、約諾書等の未同意、アカウントロック等)
3.証券口座に注文連携されたものを、ご自身で取消、訂正した場合
4.注文連携サービスでの設定変更や未処理となった場合(連携停止した、注文連携する枚数を変えた、システムエラー等)
5.成功報酬建玉上限枚数を超える配信があった場合
指し負けの例
指し負けとは、具体的に次のようなケースです。
日経225、27,000円指値の買いシグナルを送信
↓
注文連携サービス利用時、27,000円買い指値注文が連携される。
↓
日経225の価格が指値注文の価格27,000円に到達
↓
配信システムで約定の判定 ※1
↓
日経225の価格が27,000円ピッタリで反転し、当セッションの安値となる。
↓
利用者様の証券口座では約定にならず、当セッション終了(指し負け)
※1 配信システムでは、リアルタイム時価が指値の価格に到達した際、
一定のタイミングで価格チェックを行い、約定したか否かの判定を行います。
配信成績と成功報酬はどうなるか?
当ポジションは決済シグナルが約定したら、配信成績、成功報酬対象金額の対象として計算されます。成功報酬対象金額は、利用者様が取引を実行したか否かには関係ありません。(他のシグナルと同じ扱いです)
配信結果がプラスの結果となれば「取りこぼした」となりますが、配信結果がマイナスの結果となれば、マイナスの配信成績として計上されますので、「指し負け」になった方が結果的に良かった。というケースもございます。
指し負けの配信を成功報酬対象金額から除外してもらえないのか?
配信システムの約定判定によって、配信成績を計算しております。また、利用者様の個別の取引状況を判断することは配信側で行うことはできません。指し負けの配信を成功報酬対象金額から除外することはいたしかねます。
指し負けが起きないように配信できないのか。
「指し負け」を無くす1つの方法として、全ての配信を成行で配信すれば、発生しないようにすることは可能です。しかしながら、全配信に対して、指し負けが起きる少ない確率を0にする為に、すべての配信を成行にすることは現実的ではありません。
配信したシグナルが指し負けになったかどうかは、当日の出来高を見てある程度は推測できますが、正確な判断はできません。配信者としては、指し負けとなる配信になることは本意ではありませんので、決済シグナルを配信し、再度新規シグナルを配信するなど、可能な範囲で指し負けとなる配信を減らすよう努めて配信を行っております。