日経平均 3万円目前に迫る
2021/02/13
日経平均 3万円目前に迫る
2月12日日経平均は29520円07銭42円86銭安で終了、SQ値29718円77銭はザラバで一度もSQ値を上回らない幻のSQ値となった。騰落レシオも120.53と過熱しているとされる120を3日連続で超えたが、先週末に比べ約740円程度の上昇と今週もソフトバンクG(9984)やトヨタ(7203)の好決算に支えられ想定以上の上昇になったといえます。
株価上昇の要因となった国内の主要企業の決算発表もほとんど終わり、更なる上昇のためには何か新たな支援材料が欲しいところです。ただ、ここにきて国内のコロナ感染者も減少してきて、解除にはならなかったものの歯止めがかかりつつあるのは良い傾向で、欧米の行動制限も徐々に緩和されてきており、ワクチンの接種状況の進展具合も含め、今後の動向が注目されるところです。
信用取引の需給動向は(2月1日~2月5日)買い残が前週に比べ313億減少し、売り残は667億増えて需給的には改善しています。
上昇のスピードが早い日本株に対して、指標的にも調整してもおかしくない水準ではありますが、「コロナ禍からの景気回復に弾みがつけば、割安な景気敏感株の比率が高い日本株が最も恩恵を受けやすい」「米国株からのシフト先が新興国株から日本株に変わる可能性がある」(2月10日日経参照)等JPモルガンのトピックス先物を買い越した動き等から、海外投資家の買い手口に注目する向きもあります。
今週トピックスも高値を更新しましたが、今後の海外投資家の動きは要注目です。