日経225先物で利益を出すためにチャートで投資をしよう
2021/07/23
目次
1.先物取引のチャート分析で利益を出せるのか?
1-1.チャートで取引すると感情が入らない
1-2.初心者でもチャートを使うと取引がしやすい
2.チャートで分析する方法は複数種類存在する?
2-1.移動平均線
2-2.VWAP
2-3.ボリンジャーバンド
2-4.RSI
2-5.MACD
3.テクニカル分析以外の取引方法とは?
3-1.ファンダメンタルを利用した取引
3-2.イベント発生時を利用した取引
4.日経225ミニを有利にトレードしよう!
4-1.リアルタイムで取引を見ながら日経225ミニをトレード
4-2.日経225ミニのシグナルメール配信サービス
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1. 先物取引のチャート分析で利益を出せるのか?
日経225先物に投資をする際のポイントはいくつか存在します。
しかし、取引に慣れなていない間だと売買ポイントを明確にすることは非常に難易度が高めです。
日経225先物の売買ポイントを明確にするためにチャートで分析をする投資家が多いです。
チャートを利用して先物取引をしている投資家はどのような使い方をしているのでしょうか?
1-1. チャートで取引すると感情が入らない
先物に限らずですが、トレードをしていると、人間の感情がその売買に対して表れてしまいます。
買いポジション保有時に、急落して含み損が大きくなってしまうとその時の感情で損切りをしたくなったり、逆に利確が早すぎて利益がほとんど乗っていない状態でポジションを解消してしまうなどの行動を起こしてしまいます。
そこでチャートを有効活用します。
チャートを用いたテクニカル分析では、指標などを基準にして売買ポイントを決めることができます。
事前に売買ポイントを決めておくことで、今の価格を考えることなく想定通りの取引をすることが可能になります。
1-2. 初心者でもチャートを使うと取引がしやすい
チャートを使うと初心者の方でも先物取引がしやすくなります。
チャートを使った分析方法の他にファンダメンタル分析という分析方法がありますが、ファンダメンタル分析は慣れないうちには難しいので初心者の方が実践しようとしても明確なポイントを決めることができない可能性があります。
チャートで売買ポイントを決めることができれば、ファンダメンタル分析で決めるよりも明確な売買ポイントを決めることができるので慣れていない初心者の方におすすめすることができます。
2. チャートで分析する方法は複数種類存在する?
テクニカル分析には様々な種類があります。
どの指標を使ってるかによってその名称も変わるので良く覚えておきましょう。
2-1. 移動平均線
移動平均線は最も人気があり、基本的なテクニカル指標です。
移動平均線を参考にせずに先物取引をしている方はいないと言っても過言ではありません。
移動平均線の使い方は単純で、チャートが上向きになれば上昇・下向きになれば下落というように判断することができます。
移動平均線は3本の線を同時に表示して利用します。
3本の線に設定されている基本的な日数は以下の通りです。
- 短期線:5日
- 中期線:25日
- 長期線:75日
移動平均線はこのような設定で利用している投資家がほとんどです。
短期線が長期線を下から上に突き抜けることを「ゴールデンクロス」短期線が長期線を上から下に突き抜けることを「デッドクロス」と呼びます。
2-2. VWAP
VWAPは「出来高加重平均価格」と呼ばれるテクニカル指標です。
この指標が何を表しているかというと、その日に市場で約定した価格の平均値です。
なので現在価格がVWAPよりも下の価格になると、その日に買った投資家は含み損を抱えているという状態になります。
逆にVWAP以上の価格で推移していると、その日に買った投資家は含み益が出ている状態になるので売られるリスクが少なくなります。
VWAPはデイトレードをしているトレーダーに人気の指標で、チャート上にその日のVWAPを表示できるので非常に利用者の多い指標です。
▼VWAPの算出方法
VWAP=1日の総売買代金÷1日の総出来高
2-3. ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドは移動平均線と標準偏差で構成されているテクニカル指標です。
チャート上には基本的に±σ1〜±σ3の6本の線が表示されています。
この6本の線は価格がどの範囲で推移するかを参考にするために使われます。
ボリンジャーバンドは標準偏差を使用して出される指標なので、それぞれの線に触れたタイミングで内側に価格が戻っていく確率が存在します。
▼価格がバンド内に収まる確率
・ボリンジャーバンドの±1σの範囲内に収まる確率:約68.3%
・ボリンジャーバンドの±2σの範囲内に収まる確率:約95.4%
・ボリンジャーバンドの±3σの範囲内に収まる確率:約99.7%
このようにボリンジャーバンドは確率を収束していきます。
±3にいたってはほぼ100%の確率でそのバンド内に戻るので、突き抜けたときに売買すると利益を出せる確率が大幅に上がります。
2-4. RSI
RSIは「買われすぎか売られすぎか」を見るためのテクニカル指標です。
一般的にチャートが30%以下になると売られすぎ、70%以上になると買われすぎの状態を表します。
強い上昇トレンドが発生している場合は、50%以上でRSIが推移することが多いです。
その場合買われすぎな水準でRSIが推移するので、どのタイミングで買うかの判断はRSIだけで行わずに他の指標も組み合わせて決めるのがほとんどです。
RSIを活用して買うタイミングで1番よく使われるのは、RSIが50%を超えるタイミングで買いのポジションを取ると言うものです。
そのタイミングだと価格の上昇に乗りやすいので、低リスクで利益を出す確率を上げることができます。
2-5. MACD
MACDは「移動平均収束拡散手法」と呼ばれるテクニカル指標です。
MACDは「MACDラインとシグナルライン」の2本の線を使用して買いと売りを判断する手法です。
指標チャート上では0を基準値とし、2本の線が交互に行き交います。
売買のポイントとしてよく使われるのが、MACDラインが基準値である0とMACDシグナルを突き抜けるタイミングでの買い建てです。
MACDラインが下から上に突き抜けることで、そのタイミングでは上昇トレンドに転換したと判断することができます。
▼MACDの算出方法
・MACDライン:短期EMA - 長期EMA
・MACDシグナル:MACDのEMA
※MACDに用いられる移動平均は「単純移動平均(SMA)」ではなく、「指数平滑移動平均(EMA)」を使います。
EMAは直近の値動きをより反映するため、SMAと比較して値動きに敏感に反応すると考えられます
引用元:マネックス証券
このようにチャートを利用した分析方法には様々な種類があります。
紹介したテクニカル指標を単体で使用するものもあれば、他のテクニカル指標と組み合わせて使う方が有効的なものもあります。
これらを基準に売買ポイントを決めることができれば、チャートだけで判断することができるようになるので先物取引が初めての方でも投資がしやすいと思います。
もしテクニカル分析から先物取引を始めてみたいという方は参考にしていただければと思います。
3. チャート以外を参考にした取引とは?
初心者の方におすすめのテクニカル分析ですが、それら以外の取引方法はどのようなものがあるのでしょうか?
3-1. ファンダメンタルでの取引
チャートを参考にした取引方法の他に「ファンダメンタル分析」をきっかけとすることができます。
日経225先物は海外指標の影響を受けて価格が変動しやすいので普段から海外の経済状況に目を通しておく必要があります。
ファンダメンタルで取引を行う場合は「アメリカの雇用統計」など直接経済に影響を与える指標の発表前に先物を保有しておきます。
ファンダメンタル分析ではチャートで売買を判断するよりも実体経済に基づいた値動きに対応する必要があります。
3-2. イベント発生時での取引
イベント取引とそのときに起きたイレギュラーな事象で生まれる価格の歪みを利用して利益を上げる取引方法です。
イベント投資の場合はチャートを参考にすることはできません。
例えば、トランプ大統領がコロナウイルスに感染したというニュースが世に出たときに先物価格が急落しました。
しかし、トランプ大統領がコロナウイルスに感染しても実体経済に影響はありません。
その急落が買い場と思い、買い建てした投資家はその一時的なイベントで利益を上げることに成功しました。
このように普段から市場と向き合っていればどこかで価格がおかしくなっているのではないかと気付くようになります。
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