許桐の相場分析 9月15日
2023/09/15
日本の内閣改造による買い雰囲気は来週続けるか
水曜日の夜、アメリカのCPIと日本の内閣改造の影響で、日経225が急上昇しました。32,400円付近から現在まで約1,000円上昇しました。過去にも日経225は日本の政治的出来事をきっかけに短期間で急上昇することが多かったです。今回もそのような短期上昇と考えられます。
チャート分析から見ると、33,420円付近に抵抗線がありますが、今回の上昇は33,800円を目指すと思われます。他の金融市場を考察すると、マザーズは横ばい、円市場は下落し続けており、10年国債利回りもゆっくりと上昇しています。
このような市場動向から、来週の金利会議での緩和政策の変更の可能性が高まっています。国際商品先物(例:石油)が上昇している中、日本経済の安定のためには円高が求められます。実質賃金の上昇に伴い、来年の増税が検討されるかもしれません。したがって、現在の急上昇は来週に一度は調整される可能性が高いです。円市場と10年国債利回りが現在の不安定な水準で横ばいを続ける場合、内閣改造の影響での買いムードが落ち着いた後、大きく下落する可能性が考えられます。おそらく月曜日は引き続き上昇し、33,800円付近でピークを迎え、23日には頂点を形成するでしょう。
来週は33,800円付近での売りを考えており、目標は32,900円付近で利益を確定するつもりです。月曜日の朝、5分足で急上昇する場合、最も良い売りのタイミングとなるでしょう。その他の市場では、ドル/円の為替レートはさらに上昇すると予想されます。来週の金利会議前には、過度な上昇が見られる可能性があると思います。