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ファンダメンタルズ&経済の基礎知識(4)貸借対照表の見方

2023/08/08

貸借対照表をみるポイント

先に述べたように、貸借対照表は会社の財務状態を示す書類です。貸借対照表の右側(貸方)を見れば、その会社がどのような形で資産形成のための原資を調達したのかが分かります。つまり左側(借方)に記載されている資産がどのような形で形成されたのかがある程度は分かるのです。それは主に負債由来なのか、資本由来のかということです。

さてここで、貸借対照表をみる際のポイントについて簡単にお話しておきたいと思います。わかりやすさを優先するので、ちょっと極端な例を取り上げて説明します。

今あなたが仮にA社とB社のどちらに投資するか迷っていたとします。そこで両社の貸借対照表に目を向けると、A社の資産がほとんど負債によって形成され、B社の資産が資本や利益によって形成されていたとします。

あなたはその場合、どちらの会社に投資したくなるでしょうか。

当然ながら、負債とは社債や借入金などのことであり、将来に向けて支払い義務を負っているものですし、資本や利益はそうではないわけですから、B社を投資先として選定したくなるでしょう。

また別の製造業の事例で考えてみましょう。同じような製造業を営むC社とD社を比較するために両者の資産の項目を見ると、C社がほとんど現預金や土地が占めているのに対し、D社が現預金や土地などは必要最小限度あたりに抑えて、多くを効率的な生産設備や研究開発用の施設に回しているとしたらどうでしょう。

これもちょっと極端な例ですが、おそらく多くの人がD社を投資先として選定するのではないでしょうか。

もちろん、業界やビジネスモデルやその時々の経営環境によって、理想的な資産や負債のあり方は変わってくると思われるので、決して一概には言えませんが、その会社がどのようなスタンスで経営に取り組んでいて、それがどの程度、功を奏しているのかが貸借対照表をしっかりみることである程度把握することができるのです。

今回は投資先選定における貸借対照表の意義をザックリと理解していただくことを最優先に説明しているので、貸借対照表の見方の深いところまでは立ち入ることはしませんでしたが、貸借対照表をみることの重要性を多少なりとも理解していただけたのではないでしょうか。

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