ファンダメンタルズ&経済の基礎知識(19)平均株価

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ファンダメンタルズ&経済の基礎知識(20)平均株価

2023/09/01

平均株価って何?

株価の動きを代表~平均株価~

 

株式投資をするというと、ソニーやトヨタといった個別企業の名前を思い浮かべる人が多いと思いますが、株式市場では、そうした個別企業の株価の他に、さまざまな基準によって選びだされた企業の株価の平均値が算出され、発表されています。

 

今回はNYダウと日経平均を取り上げたいと思います。それぞれ国を代表するような企業の株価平均ですから、その動きを見ると、国家レベルの経済動向がある程度分かります。

 

NYダウとは


経済ニュース等で毎日のように登場するのが、このNYダウ(ニューヨークダウ)です。ダウ平均などと呼ばれる場合もあります。


これは、米国の通信社、ダウ・ジョーンズ社が算出している平均株価で、米国株の動向を示す代表的な株価指数として、常に注目されています。正式には、「ダウ工業株30種平均(ダウ平均)」と呼ばれるように、30銘柄の平均株価をもとに算出されています。

 

またこれら30社には、コカコーラ、ウォルトディズニー、マイクロソフト、マクドナルドなど世界的な優良企業が名を連ねています。

 

日経平均株価とは 

  
日経平均株価は、投資家だけでなく、一般の人でもよく耳にする言葉ですね。ほぼ毎日のようにマスコミで「今日の日経平均(株価)は…」と、日経平均株価の値段が発表されることが、その関心の高さを裏付けています。

 

なぜ一般人の関心が高いかと言えば、日経平均株価の上下動によって、非常に大まかながら、国内の景気動向をつかむことができるからです。


日経平均株価を具体的にいえば、東証(東京証券取引所)プライムに上場されている企業の中から、日本経済新聞社が選び出した日本を代表する225社の株価の平均値(日経225)です。

 

日本の株式市場の値動きや市場規模、日本の経済力を全般的に示すものとして利用されています。

 

この225社は、東証プライムに上場されている約2000銘柄の中から日本経済新聞社が、流動性の高さなどあらかじめ定めている基準に基づいて選定し、1年に1回見直されます。


ちなみに日経平均株価と並んで注目される株価平均としてはTOPIXがあります。これは、東証株価指数の別名で、東京証券取引所が発表している株価指数です。

 

TOPIXの構成銘柄の時価総額を基に算出されます。日経平均株価とならんで、日本の株式市場の動向を知る上で注目されている指数の一つ。日経平均株価と合わせてチェックしておくとよいでしょう。    

 

なお、この二つの株価を比較する指標として「NT倍率」があります。これは、値がさ株(株価水準の高い銘柄)の影響が強く出やすい日経平均(N)を、時価総額の影響を受けやすいTOPIX(T)で割った値です。

 

一般に、NT倍率が高い時期は、市場全体の株価が上昇傾向にあると判断されています。

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