ファンダメンタルズ&経済の基礎知識(27)米住宅関連指標(2)

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ファンダメンタルズ&経済の基礎知識(27)米住宅関連指標の重要性(2)

2023/09/13

米住宅関連指標(2)

前回は、米住宅関連指標として、①住宅着工件数と住宅建設許可件数を取り上げて説明しました。

※米住宅関連指標の重要性
https://torelabo.jp/blog/detail/20230912075842/

 

今回は、追加で2つの住宅関連指標をご紹介したいと思います。

 

③ 新築住宅販売件数・中古住宅販売件数

新築住宅販売件数は、1カ月間に販売された新築住宅の件数です。米商務省が発表します。米国では住宅需要と景気動向の結びつきが強いため、景気動向を見る際の重要な先行指標のひとつとなっています。


中古住宅販売件数は、商務省が前月分を取りまとめて毎月25日ごろに発表します。住宅着工件数同様、住宅販売件数が増加すれば、修繕等による建設資材だけでなく、家電や家具などの消費への波及効果が大きいため、個人消費、ひいては景気全体への影響も大きくなる傾向があります。

 

 

③ S&Pケース・シラー住宅価格指数

S&Pケース・シラー住宅価格指数は、全米の主要都市圏における一戸建て住宅の再販価格の推移を指数化した指標です。ウェルズリー・カレッジのケース教授とエール大学のシラー教授が開発した算出方法を元にS&P(スタンダード・アンド・プアーズ)社が公表しているため、このような名前が付けられています。

米国内の住宅価格動向を示す指数としてポピュラーなものの一つで、他の住宅指標と同様、個人消費や景気動向をみる指標としても注目されています。

 

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